中古車の売買実績の80%はオークション経由といわれています。130箇所のオークション会場に年間840万台が出品されています(2007年)
中古車買取業者が買い取った車の大部分はオークションに出品されます。また中古車販売店で売られている車のほとんどはオークション経由で仕入れられています。新車ディーラーの下取車も自社販売以外はオークションに出品されます。
このオークションという仕組みは、もともとはディーラーの下取車をさばくために作られた仕組みでした(1967年トヨタオークション)。いまのような積極的な市場ではありません。
その後、中古車が増加し販売店も増えて、地域ごとの業者が組合をつくってオークションを開くようになります(1971年JU設立)。
そしてついに1980年、現在最大手のUSSが最初の企業系オークションを設立します。今から振り返れば画期的なことでした。それまでは同業者間の在庫調整的な意味合いが強かったオークション市場に、初めて "オークションそのものをビジネスモデルとする会社" が誕生したのです。
USSをはじめとする企業系オークション会社は全国の大都市の近郊に広大な敷地を確保し、少しづつ曜日をずらしては、毎週オークションを開いています。
このように、オークションを開催する会社には、メーカー系、組合系、企業系、の三系統があり、少し前までは品質保証のしかたなども大きく異なっていましたが、今日では共通化が進んでいます。
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